1学期終業式、そして夏休み

1学期を終えるにあたり、1年生の学年通信に、こんな文章が載っていました。

 

1学期を振り返ると、その日提出の宿題をその授業開始直前になって慌ててやってつけている姿が散見されました」

 

もちろん、締め切りに間に合わせようとする姿勢も大切だと思います。

 

ただ、宿題は、「提出すること」が目的なのでしょうか。それとも、「学ぶこと」が目的なのでしょうか。

 

授業直前の数分で終えた宿題と、前日の夜、あるいは数日前から少しずつ取り組んだ宿題。同じ提出物でも、その時間の流れはまったく違うと思います。

 

違うのは、学習時間だけではありません。自分で時間を見通す力、自分を律する力、そして未来の自分のために今を使う力。そのような力もまた、日々の宿題を通して育まれていくのだと思います。

 

本日終業式にて「夏休みは、自分で時間をデザインする期間」という講話をいたしました。

学校には時間割があります。チャイムが鳴ります。先生が次に何をするかを伝えてくれます。

しかし、夏休みには、その多くが自分に委ねられます。宿題をいつ始めるか。読書をいつするか。友達と遊ぶ日をどう決めるか。

誰かに管理される時間ではなく、自分でデザインする時間が続きます。

 

夏休みが終わったとき、「宿題を全部終わらせた」という達成感ももちろん大切です。しかし、それ以上に、「自分で時間を使えるようになった」と振り返ることができたなら、夏休みは何ものにも代えがたい経験になるではないでしょうか。

 

時間を追いかけるのか。それとも、自分で使いこなすのか。

 

2学期、少しだけ時間との付き合い方が変わった生徒たちに会えることを楽しみにしています。