「自閉症」の時代

「自閉症」の時代

竹中均 講談社 2021

 

11 社会性の障害

社会的には受け入れられない行動

果たして本質的に「失敗」なのだろうか

 

24 「困難」とは、必ずしも本人が悩んでいることを意味しない

→むしろ困っているのはまわりの人間である場合もある

 

27 高精細

視覚情報を選択する力が適切に機能しない場合には、人をフリーズさせてしまいかねない。

 社会性というものが高精細で微細な差異をあえてスルーすることによって成り立っている。

 

30 感情移入しがたく圧倒的に複雑な世界を前にした自閉症者にとって、 状況を全面的にコントロールすることだけが唯一の対処方法となりがち。

 

38 求心性統合

諸部分をひとつの全体にまとめ上げる力

 

 40 自閉症的な人は、他者からの影響を非常に受けやすい

影響を受けやすいからこそ、その影響を制御するための防波堤や障壁、閉鎖空間が必要

 

53 他者が自分とは異なる感情や志向を持つことを想像するのが難しい

 内は内、外は外という区別がうまく成立していない

 

63 鉄道のダイヤグラム、時刻表

→時間の「構造化」

 

 118 般化

具体的な何かの学習と一般化された学習との間に隙間がある

その隙間をあえてないとみなして連続させる

 

121 自閉症者の特性は、案外ファンタジーと相性が良い

ファンタジー作品は、細部まで精密に構築された設定の下で、明文化・可視化されたルールを遵守

EX 服装、髪型、持ち物など見た目の首尾一貫性

 

138 「表面的」人物は、目に見える事柄だけから判断し、理解できるキャラクター

 

155 自閉症者は感覚過敏

→実は定型発達者の方が感覚鈍麻

 

158 自閉症者は「自分の見た景色でしか、ものが見えない」

 

自分のルールを無条件に優先させて振る舞い、周りの他者にもそれを強いる