わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために ―その思想、実践、技術

わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために ―その思想、実践、技術

渡邊淳司、ドミニク・チェン  ビー・エヌ・エヌ新社 2020

 

2 ウェルビーイング

「わたし」が一人でつくりだすものではなく、「わたしたち」が共につくりあうもの

 

8 2015年「SDGs2030年までの持続可能な開発目標」において、ウェルビーイングは重要な達成目標のひとつとして挙げられている。

 

20 ウェルビーイングの三つの側面

・医学的 ・快楽主義的 ・持続的

 

29 近年の福祉理念

社会的弱者を救うという福祉(ウェルフェア)から、自律的な活動や自己実現を通しての福祉(ウェルビーイング)へ変化している。

 

46 ウェルビーイングは誰かに与えられるものではなく、自分で気づき、行動するものである。

 

156 「どうせ失敗するのだから」と先回りして周囲が判断するのではなく、当事者の「きっとできるはずだ」という感覚に寄り添うこと

→「予備」の発想

 

予備は、予防とは異なる。

「予防」はネガティブな出来事(失敗)が起こることを未然に防ぐこと。

「予備」はネガティブな出来事(失敗)を許す。ただし決定的な失敗にならないようにする。

 

163 欧米のウェルビーイングがあり、日本のウエルビーイングがある。

→その相対性の中で、それぞれに対する解像度を高めていく必要がある。

 

256 ウェルビーイングと「善」は必ずしも同義ではない。

「善いウエルビーイング」とはどのようなものか?答えは当然「善とは何かに」依存する。

 

266 ウェルビーイングについての対話が新しい発想の「ものさし」をもたらしてくれる。