発達性協調運動障害〔DCD〕
辻井正次、宮原資英(監修)金子書房 2019
3 発達性協調運動障害は大きく四つの特徴によって位置づけられる
(診断基準 A) 協調運動技能の獲得や遂行
(診断基準 B) 日常生活に支障
(診断基準 C) 発達段階早期より
(診断基準D)知的障害などはない
4 他の疾患・障害と併存することもある
とりわけ ADHD との併存率が高い
7 不正確な運動を修正するといった単純なスキル訓練では必ずしも効果がない
↓
「構造の学習」
上位の構造(一般的な形)が下位構造への波及効果をもつ
EX 上位・・・バランスの保持
下位・・・歩行、ローラースケート
23 スポーツや運動が下手でも、続けていくことができれば、スポーツ参加に関しては障害されていないことになる
26 coodination
・体育学で・・・「協応」
・医学で・・・「協調」
「協調(コーディネーション)」とは、視知覚、触覚、固有覚、位置覚など様々な感覚の入力をまとめあげ、運動意図に基づき、運動計画を生成、運動として出力し、結果のフィードバックに基づき修正を行っていくという、一連の「脳」の機能
58 DCDでは、スポーツなどの活動の減少により肥満傾向になりやすい
98 協調運動とは
運動器官の冗長な自由度を克服すること、運動器官を制御可能 システムに変換すること。