「連携」にかかる費用対効果

なぜ「連携」が難しいのか。まずは、費用対効果の側面から見ていきましょう。

例えば、ある支援者に1時間の支援を依頼するとします。

「1時間、来てください!」「はい、了解です!」
これだけで済むなら、この「連携」は費用対効果に優れているといえます。


しかし、実際には、
関係者や支援者との日程調整(1時間)
依頼書の発行(30分)
事前の資料作成(2時間)
関係者への周知(30分)
当日の案内、接待(30分)
事後処理(30分)

1時間の支援を依頼するのに、なんと5時間もの担当者の労力を必要とするのです。
費用対効果がよくないといえます。


このような実際の担当者の労力を見直してていかないかぎりは、「連携」は進まないでしょう。