「wiscを受けてみたらどうですか?人気のある検査で、順番待ちみたいですよ。」
担任の先生に言われたのですけどどうしましょう。という保護者の方からのご相談がありました。
「みんなやってますよ」で動く日本人、みたいなジョークがありましたが、まさにジョークのような話です。
私の感覚値ですが、wiscの検査結果を活用できる学校現場の教員は1%くらいじゃないかなと思います。通級指導教室で10パーセントくらい。
まさかと思われるかもしれませんが、wiscは通級や巡回指導に適か、不適かの判断材料のみに使われているのです。
時間をかけて検査をして、心理士が所見を丁寧に書いて、保護者とフィールドバックして、という地道な作業が台無しになっているのです。
だって、「人気のある順番待ちの検査」くらいの認識しか、教員がもってないからです。
どうしたらよいのでしょうか。
これこそ課題が多岐にわたっている問題です。