「より多くの子どもにとってわかりやすい授業にすること。」
このように授業のユニバーサルデザインを、私は定義しています。
この対極にある指導方法は何か?
昔ながらの徒弟制度、ではないかなと思います。
師匠の背中を見て、技を盗め。
まずは師匠の身の回りの世話から始めよ。
実際、徒弟制度で多くの人が技術を身につけて、その道の一流と育っています。
深い学び、ですね。
しかし、徒弟制度は、その厳しい修行過程において、ある意味ついてこられる人間を選別する面もあります。
授業のユニバーサルデザインは、選別しません。そこにいる子どもにひとりでも学ぶ機会を与え、ひとりでも多く理解、習得、活用できるようサポートする考えです。
と、いうことは通常の学級の授業が一斉授業だからこそ成り立つわけですね。
授業のユニバーサルデザインが完成するとは、通常の学級から一斉授業がなくなることかもしれません。